カッコウのヒナは卵から孵ると、すぐに巣の中の卵を外へ出し始める。
宿主より大きなカッコウが生きていくには、エサを独り占めしないといけないからです。
だから「鬼っ子」などと言われるのだが、進化がなせる不思議な習性だ。
卵をのせやすいように背中にくぼみがあると言われてきたが、実際に彫っていると背中と太ももでくぼみが出来ているのがわかった。
孵化したばかりのヒナにとって、巣の中にある卵は大きくて重いのでなかなか外に出すことが出来ません。
このころのヒナの体はとても赤い。
時間がたつとともに体が黒づんで来て大きくなり、とうとう最初の卵を外に出すことに成功します。
私が手に入れた動画の残念なところは、時間の経過がわからないところだ。
卵を出そうとしてから最後の3個目の卵を出し終えるまで、一体どれほどの時間がかかったのか。
明らかに最初は赤裸なヒナなのが、3個目を出し終えたときは体も大きく赤みが少なかった。
オオヨシキリの巣を試作した。
子供たちがこれを見て「気持ちわりー」と言ったら、大成功。
彩色にこうご期待。