木象嵌の木の美しさを引き出すためにニスを二度塗りします。
一度塗って、乾いたところで1000番のサンドペーパをかけ二度目のニスを塗ります。
粘着テープ
塗装が完全に乾いたところで、最後に緑の粘着テープを木象嵌の周りに張ります。
10ミリ幅の粘着テープがないため、カッターナイフを使い60ミリ幅のテープから切り出します。
これが単純なようで正確な10ミリ幅のテープがなかなかできない。
ウミスズメ5種の木象嵌の完成
大槻さんがきっかけを作ってくださり、箕輪さんが原図を書いてくれ、私が木象嵌を行うという今までにない仕事でした。外国からの多くの反応があり、マニアックな図柄ですがウミスズメは人気があるのに驚きです。
雑記2
ボヤ騒ぎの記事でご心配をかけました。
溶接の火花が屋根裏に落ちて、しばらくくすぶってから気が付いてバールで天井に穴をあけたため、一気に酸素が入り燃え上がったようです。幸いホースで水を屋根裏にかけて沈下しましたが、おいらの工房は[イブリガッコ]の臭い。大工さんは「コイツハキツイナー」と出て行ったと思いきや、しばらくして「消臭剤を屋根裏にかけてみみよう」大工さん穴の開いた天井に首を突っ込んで消臭剤をシューシュかけて、「またあとできます」と仕事に戻っていった。
肝心の溶接の方は「今日はココマデダーー」と仕事中断。
こちらも6時で仕事を終えて、懐中電灯で屋根裏を点検し完全に消えているのを確認したが、夜中になって気になり2回も起きて天井裏を覗きに行った。
しばらくの間、天井には穴の空いたままで、カモミールの消臭剤がお守りのように置いてあった。
現在、屋根は出来上がり[イブリガッコ]臭もなくなり、かすかにカモミールの香りの中で仕事をしています。