楽堂のブログ Rakudo's Blog

バードカービングと木象嵌、二足のわらじを履く内山春雄のブログ Bird Carving and Wood Inlay by Haruo Uchiyama

バードカービングと木象嵌、二足のわらじを履く内山春雄のブログ Bird Carving and Wood Inlay by Haruo Uchiyama

科学へジャンプ2016

IMG_9448
今日は護国寺にある筑波大学付属視覚特別支援学校での「科学へジャンプ」へ参加を報告します。
IMG_9511
午前の部は中学2年生の6人。全盲の生徒は1人だけで5人が弱視だったのと、とても明るくて質問が多かったので、良い雰囲気の授業が出来ました。
IMG_9510
鳥の授業が初めてだというので「物差し鳥」のタッチカービングで身近な鳥の話をしました。
IMG_9516
スズメよりカラスの方が迫力があるのか、どこでも人気があります。
IMG_9521
5種類の鳥の話をして、実物大の卵を触察すると『こんなに小さな中に鳥のすべてが入っているんだ』といつまでも触っていました。
IMG_9523
午後からは3人の中学生に「ダーウィンの進化論」をしました。
IMG_9727
物差し鳥のタッチカービングの経験者もいてのと、3人の生徒にガラパゴスフィンチのタッチカービングが3セット持って行ったので、理想に近い授業になりました。
IMG_9726
前回は私の説明が長く、生徒が考える時間や、質問する時間がなかったことを反省して、少しだけ改善してみました。今回はNHKラジオの取材もありましたがどんな番組になるのか楽しみです。

NHK障害福祉賞入選

IMG_1769
第51回NHK障害福祉賞に入選しました。
IMG_1771
383鍽の応募の中の10編に入りましたが、佳作に引っかかりました。
IMG_1770
今までやってきた「触って学ぶ鳥類学」を8000字で作文するのですが、ほぼ言いたいことが言えたようにに思います。
27日にはラジオ深夜便で話したことが本になるようです。
7日とて8日に続けて産経新聞とNHKの取材があり、18日には山階鳥類研究所で職員向けに「ハワイミツスイの復元」の講演を行うことが決まり、太陽が西から登るかもしれません。

ハワイミツスイ カービング プロジェクト

                   
(バードカービングによるハワイミツスイの復元プロジェクト)
imagesJI5P0NUT

ハワイ諸島に種分化した約50種のハワイミツスイが生息していました。ガラパゴス諸島で適応放散したダーウィンフィンチ以上にその色彩、嘴の形の多様性が高いことで知られています。しかし、人間が持ち込んだ鳥や外来生物などの影響でその半数ほどが既に絶滅し、生き残っている種も絶滅危惧の状況となっています。これら絶滅種を含むハワイミツスイの剥製標本がホノルルのビショップミュージアムの収蔵庫に保管されています。剥製を収蔵庫から出して展示すると、劣化の懸念があるために展示不可能な状態です。そこで、近代まで生存が確認されていた41種の雌雄のバードカービングによる細密標本を作る計画を立てました。これにより展示も持ち出しも可能な生物進化と自然保護の教材、つまり鳥類の生息環境による進化の説明や、動物種や生物多様性を守るための自然保護の大切さを教える、貴重な教材として活用できることになります。タッチカービングとして制作すれば盲学校の触察教材としても利用できます。

私は、これまでもバードカービングによって、絶滅危惧種のオキノタユウ(アホウドリ)の営巣地を広げるためのデコイの作製、ダーウインフィンチの系統樹の作製、視覚障害者の方々が手で触れて鑑賞できる触察教材などを作ってきました。私がこれから情熱を注ぎたいと思っている、このハワイミツスイ類をバードカービングで復元するプロジェクトは、ハワイと日本の共同プロジェクトとして進めます。作成には数年間の作業が必要で、多額の資金(1体のハワイミツスイを制作するための研究費と製作費に25万円程度)が必要です。幸いにも、ホノルルのビショップミュージアムが全面的に協力して下さることになりました。またハワイ公共ラジオ(Hawaii Public Radio)にも賛同して頂き、私のインタビュー番組をウェブ掲載して頂きました。 <http://hawaiipublicradio.org/post/bird-hand-worth-lot>
ビショップミュージアムで作った動画もご覧ください。https://youtu.be/RHhxAMdejuU

そこで皆様へのお願いは、このハワイミツスイ復元プロジェクトに賛同して頂き、ビショップミュージアムのウェブサイトに開設されている寄付窓口 <https://secure3.4agoodcause.com/bishop-museum/gift.aspx?id=1> から、プロジェクト実行のための寄付をお願いしたいと思います。なお、寄付窓口サイトでは寄付目的を選択する必要があり、「Honeycreeper Carving Project」 を選択した上でクレジットカードなどによる寄付をして頂くよう、よろしくお願い申し上げます。

現代の名工 野鳥彫刻家 内山春雄


ユミハシハワイミツスイ(Akialoa)の制作工程
IMG_0373-2
ビショップミュージアムの協力を得て収蔵庫の中で剥製を計測する。
IMG_1758 (1)-2
仮剥製を計測し図面を描く。
DSC_0073-2
チュペロ材でユミハシハワイミツスイのキットを作る。
DSC_0074-2
嘴が湾曲していて細いのでピアノ線を入れて補強した。
DSC_0075-2
羽一枚一枚正確に彫り出す。
DSC_0103-2
彫りあがったらジェッソを塗る。
DSC_0104-2

ユミハシハワイミツスイの下塗り。
DSC_0105-2
鳥の柔らかさを出すには何度も重ね塗りが必要。
DSCF3032 - コピー

ユミハシハワイミツスイの完成。

ユミハシハワイミツスイハワイは1940年ごろ絶滅したと言われています。
生態写真が手に入りませんでしたが、ビショップミュージアムで仮剥製を計測し、カービング用の図面を描きました。彩色用に写真も撮らせてもらいました。
すでに絶滅してしまったハワイミツスイであっても、仮剥製さえあれば復元が可能です。
ハワイミツスイの研究者の監修があれば、完成度の高い博物館用の展示物になります。
細くて湾曲した嘴にピアノ線が入って強度があるので、タッチカービングとしても制作することが出来ます。
ギャラリー
  • ハワイ島でのバードウオッチング2017.9
  • ハワイ島でのバードウオッチング2017.9
  • ハワイ島でのバードウオッチング2017.9
  • ハワイ島でのバードウオッチング2017.9
  • ハワイ島でのバードウオッチング2017.9
  • ハワイ島でのバードウオッチング2017.9
  • ハワイ島でのバードウオッチング2017.9
  • ハワイ島でのバードウオッチング2017.9
  • ハワイ島でのバードウオッチング2017.9
Comments in English
are also welcome!
メッセージ
  • ライブドアブログ